コロナ対策の助成金「持続化給付金」の支給手続きって?
新型コロナウィルスにより、特に大きな影響を受けた事業者に対して事業の継続を支えるための給付金として、法人の場合は200万円、個人事業主の場合は100万円が支給される「持続化給付金」の詳細が発表されておりましたので、支給の手続きについてご紹介させていただきます。
基本的にはWeb上で手続きを進める形となっており、申請のガイダンスを見る限りではかなり簡単な手続きで完結しそうです。
1.申請手順
申請の手順は次の5つのステップで完結です。
①「持続化給付金」のホームページへアクセス
②メールアドレス等を入力し仮登録(すぐにメールが届きます。)
③入力したアドレス宛に届いたメールから本登録の手続き
④ID、パスワードを入力しマイページを作成、マイページから必要事項を入力
⑤必要資料を添付して申請
申請に不備があった場合にはメールとマイページへの通知で連絡が入るとのことです。
次にそれぞれの手続きの内容についてご紹介させていただきます。
2.「持続化給付金」のホームページへアクセス
ホームページは2020年度の補正予算成立の翌日に開設予定となります。パソコンだけでなく、スマホからの手続きにも対応となる予定です。5月1日にHPが公開されました。
https://www.jizokuka-kyufu.jp/
3.本登録の流れ
受給要件等は以前の記事でもご紹介させていただきましたが、本登録前にもう一度受給要件を満たしているかをご確認ください。
本登録で入力していただく情報は・会社の商号や本店所在地等の「事業者の基本情報」と「売上減少月を含む事業年度の直前の事業年度の年間事業収入」や「決算月」、「売上減少月の月間事業収入」や「直前の事業年度の対象月の月間事業収入」といった「売上情報」、また振込先の「金融機関名」や「金融機関コード」、「支店名」等といった「口座情報」を入力します。「事業者の基本情報」については法人番号を入力すると自動で表示されるようです。これは便利ですね。ちなみに法人番号は国税庁のホームページ上で公表されており、「国税庁 法人番号」と検索すると、すぐに自社の法人番号を調べることができます。
4.申請に必要な書類
申請の際に添付が必要な書類は法人の場合は次の3つ、個人事業主の場合は4つになります。
・法人の場合は前事業年度、個人事業主の場合は2019年の確定申告書
別表一(一)と法人事業概況書の控え(表面と裏面)
※e-Taxで申告し、確定申告書の上部に「電子申告の日時」と「受付番号」の記載がない場合は「受信通知(メール詳細)」も必要。
・売上減少となった月の売上台帳の写し
経理ソフトから出力したものやエクセルで作成したもの、手書きの売上台帳や帳面等の書類
・通帳の写し
銀行名、支店番号、支店名、口座種別、口座番号、名義人が確認できるようにスキャン又は撮影する
・個人事業主の場合は運転免許証又はマイナンバーカード、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住権証明書、外国人登録証明書
以上で手続きは完了となります。基本的には助成金の手続きはかなり複雑なものが多い印象ですが、これはかなり簡単な手続きですむのではないでしょうか。申請後は申請内容に不備がなければ2週間程度で振込が行われるとのことです。これも他の助成金に比べればスピード感があります。
申請期間は2021年1月15日までとなります。