Go To Travelキャンペーンって?
感染者数も減少しつつある中緊急事態宣言が解除され、新型コロナウィルスに関しては感染症対策から景気対策に問題が移行しつつあるように感じます。
第二次補正予算も国会で可決され、支援の形も出揃ってきました。
今回はそんな新型コロナウィルスに関する景気刺激策の一つとして最近報道される機会も多い「Go To キャンペーン」についてご紹介させていただきます。
1.Go To キャンペーンとは?
Go To キャンペーンとは国内で人の流れを作り出し、地域経済を再活性化するための施策として実施予定の支援策で、「Go To Travelキャンペーン」「Go To Eatキャンペーン」「Go To Eventキャンペーン」「Go To 商店街キャンペーン」の4つの需要喚起キャンペーンとなります。事業規模は1兆6,794億円の予算で立案されています。
2.Go To Travelキャンペーンとは?
そんな4つの施策のなか、今回は特に予算全体のうち1兆3500億円の予算が計上されているGo To Travelキャンペーンについてご紹介させていただきます。
①内容
旅行業者を経由し、キャンペーン期間中に旅行商品を購入した消費者に対して、旅行代金の半額(1人1泊当たり最大20,000円)が補助されます。半額補助のうち、70%は旅行代金から割引され、30%は現地で使えるクーポンが付与されます。
例えば1泊2日の旅行で一人当たりの旅行代金が4万円の場合、旅行代金の50%相当額である20,000円が補助されます。同様に1泊2日の旅行で一人当たりの旅行代金が5万円の場合でも補助は20,000円です。その20,000円の補助のうち、70%の14,000円が旅行代金から割引され、残りの6,000円が旅行先での地域産品・飲食・施設などで利用可能なクーポンとして付与されます。つまり旅行会社へ支払う金額は40,000円から14,000円を差し引いた26,000円となる予定です。
②Go To Travelキャンペーンの利用方法は?
日本国内の居住者であれば、キャンペーンに参加している旅行代理店等で旅行を申し込むことにより、上記の優遇を受けることができる予定です。旅行者側で特別な申請書等を提出する必要はなくなる予定です。また、利用回数の制限もありません。
③開始時期は?
Go To Travelキャンペーンは7月から開始予定とされていましたが、業務委託費をめぐるドタバタで、開始時期が遅れそうな状況です。もちろん政治的にあやふやな部分ははっきりさせることが大事だとは思いますが、経済情勢、特に観光業界の経済情勢は待ったなしの状況ですので、景気刺激策として一刻もはやい開始を個人的には望んでいます。