マイナンバーカードを取得するとポイントがもらえる?
政府は2020年6月のキャッシュレス決済のポイント還元終了後に「マイナンバーカードを活用した消費活性化策」として「マイナポイント」を付与する施策を予定していますが、この概要が1月6日から総務省のHPにて公開されています。概要としては、2020年9月から2021年3月までの7か月間にわたり、マイナンバーカードを取得した4,000万人を対象に2万円の前払等に対し最大5,000ポイント(1ポイントは1円相当)を付与する予定となっています。メディアの報道では、マイナンバーカードを取得すると5,000円分のポイントがもらえるような印象もありましたが、実際にはいくつかの手続きが必要となりますので、今回はその内容についてご紹介させていただきます。
1、マイナンバーカード取得とマイキーIDの設定が必要です
マイナポイント利用前の手続きとして、
- 「マイナンバーカードの取得」
- 「マイキーIDの設定」
上記の2つの手続きが必要となります。
マイキーIDとはマイナンバーとは異なり、行政サービスや民間サービスで利用可能となる8桁の英数字になります。公的個人認証の機能を活用しパソコンやスマートフォンでマイナンバーカードを読み取るなどしてマイキーIDを設定する必要があるようです。
利用者は「楽天ペイ等」のキャッシュレス決済サービスを1つ選択しマイナポイントを申込んだ後、その決済サービスにおいてチャージ又は商品等の購入を行った場合に、その金額の25%のマイナポイントをその決済サービスのポイントとして取得することとなります。ポイントはその決済サービスが利用可能な店舗で利用することができる仕組みが検討中とのことです。
例えば、決済サービスを選択し申込んだICカードにチャージすると、チャージ金額に応じてマイナポイントを取得することができて、そのポイントを利用して買い物ができます。また、例えばQR決済アプリからマイナポイントの申込みを行った場合には、QR決済アプリで買い物をすると利用金額に応じてマイナポイントが付与される方法を検討されているようです。
ポイントは原則として、キャッシュレス決済サービスが使える全ての店舗において利用できるようになる予定とのことです。
決済事業者の登録は1月6日から受付が開始されており、7月頃からマイナポイントの申込みが開始、9月からマイナポイントを取得できるよう準備が進められる方針です。